スピーカーの常識を変える。マーティー101・ジュピティ301、タイムドメイン理論に基づいた革新サウンド。
――以前にレビューしていただいた際は、「連載させてもらいたい」ほど
Marty101のことについて言い足りないご様子でしたが、その後、新しい発見はありましたか? 自分は、今まで音に関してここまで無頓着だったのか、と。正直、ちょっと落ち込んだ(笑)。引っ越したばかりだったので、リビングやら和室やら洋室で聴き倒した。基本的には低い位置にセッティングして、スピーカー上部にスペースがあった方がいいね。ちょうど新しく完成したスタジオで、モニタースピーカーの横にセッティングしてみたんだが、上をデッドにしているとあまり良くない。今は101用にいいスタンド無いかなぁ?と探し中。 ――チェット・ベイカー以外に、新鮮に響いた音楽作品はありましたか?その場合、Marty101でどのように変わりましたか? チェット・ベイカーが蘇ったんで、うれしくなって、コルトレーンやらビル・エバンスやらソニー・クラークやら。ウチに居ながらにして「名門ジャズ喫茶」。ここらへんのは多分、全部イカすんだろうね。申し訳ないが自分が大好きなディスコモノは、もうちょっと悪いスピーカーの方が踊れる(笑)。あと、本人には失礼かもしれないが、意外とプリンスの後期のアルバムは一つ一つの音色にこだわって上質な音場を作ろうとしているんだな、という風な発見があったり。 ――テレビにも接続されているようですが、どんな印象ですか? 情報番組を見ていて、思わずBGMに聴き入ってしまって、何の話題で話してるのか聞き逃してしまうようになった(笑)。CM音楽の仕事をしているので、他の作家が「テレビの音」をどう捉えて、どう仕上げているのか興味があったんで、そこらへんが良く判って面白いよ。 ――Marty101の形状(デザイン)は、どんな印象を持ちましたか? イカす。 ――従来のスピーカーと比較して、何が「違う」と思われますか? 音の「ボヤケた」感じがない。今まで、スピーカーの向きなどのセッティングってナーバスにならなくてはいけなかった。特にウーファーなんかをかましたりしたら、そらもうナーバスになってたけど、Marty101は最低限の環境だけ整えれば、あとはとても使いやすい。 ――音楽制作をする上で、Marty101を使用するポイントやコツのようなものは? 迷い中(笑)。今のところ、製作段階では従来のやり方で数種類のスピーカーやヘッドホンを使用してやっていって要所要所Marty101で試聴して補正して仕上げていこうかなぁと。 ――接続・操作に不便なところはありましたか? まず、ミュージシャンとして。Marty101は音が素直で判りやすいので、新しい音を仕入れたらとりあえずMarty101で聴いてみようと思っている。それを「基準」にしていろいろ参考にできるから。 音楽リスナーとしては、そりゃもう、各部屋に1セット置きたいくらいさ。それで、なんにも考えずに「ほわぁ」っと聴きたい。車に持ち込めると一番いいんだが…。 © 2006 - 2024 BauXar_Lab. All rights reserved.
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